CITY 2


基本情報

授業名称: デザイン言語ワークショップ(建築・都市)  通称 CITY 2
開講場所: 慶應義塾大学SFC
開講年度: 2004−現在 (春学期)
担当講師: 松本文夫 (東京大学総合研究博物館)

ゲストクリティック(今までの最終講評者、敬称略・順不同) : 
 西野嘉章、渡辺真理、木下庸子、佐々木健、馬場正尊、今永和利、大松俊紀、豊口真衣子
 脇田玲、小林博人、中西泰人、田中浩也、中島直人、三宅理一、セルジオ・カラトローニ、ジョン・ボーン


授業概要


CITY 2 : 「次なる都市」をデザインする 
建築・都市のデザインを通して「アイディアをカタチにする」過程を実践するのがこの授業の目標である。概念と形象をつなぐことは、アートやデザインなど多くの創造的活動の根幹をなす作業である。このワークショップでは、空間・時間・情報・モノ・人間の関係を包含した、総合的な建築・都市のデザイン演習を行う。実在する都市領域を対象に、受講者による調査/議論と共同作業を通じて、新しいフォルム・システム・プログラムに基づいた都市空間を計画していく。現状に対する「問題解決(solution)」と同時に、次世代のための「価値創造(creation)」をうち出すような独創的で意欲的な思考実践に期待したい。

授業は建築・都市に関する概論的な集中講座からスタートし、その後のワークショップはラボとスタジオに分かれる。前半のラボでは、履修者がテーマについて調査結果を発表し、全員で議論することで問題認識を共有する。後半のスタジオでは、ラボで検討した様々なアイディアを参考にして実際にデザイン提案を行う。もとよりラボとスタジオは相互補完的なものであり、デザインのための継続的な問題意識をもつことが重要である。


スタジオ課題 (2004-2012)

2004年度
課題:ポストメトロポリスの空間デザイン  敷地:横浜みなとみらい
作品:「NEVERLAND-子供のための都市」、「マッピング・シティ」、「モザイク・シティ」、「New GL」、「スキマ・ランドフォーム」、「地下に拡大する環境」
2005年度
課題:City2 in Akihabara  敷地:秋葉原
作品:「四角都市」、「リゾームin秋葉原」、「I “am” CITY」、「LIVERARIA」、「斜めの広場」
2006年度
課題:ミュージアムとしての都市  敷地:自由選定
作品:「Scales」、「12 lands」、「Alice City」、「Concave City」
2007年度
課題:ミュージアムとしての都市  敷地:銀座
作品:「Kairo」、「バブルシティ」、「Vertical Interaction」、「lives」、「生産」
2008年度
課題:最小限都市  敷地:自由選定
作品:「交わり」、「Layered City」、「3 to 1」
2009年度
課題:エコハウジング  敷地:自由設定
作品:「らせん」、「地下住宅」
2010年度
課題:ミュージアムとしての都市  敷地:桜川市真壁  
作品:「やぐら」、「街ナビ」
2011年度
課題:ミュージアムとしての都市  敷地:藤沢
作品:「結コミュ」、「ヴァラエティ・ミュージアム」、「車窓ミュージアム」、「発見都市」、「UMI」
2012年度>
課題:大槌町計画  敷地:岩手県大槌
作品:「皆で新しい大槌をつくろう」、「まちをつなぐ三番目の川」、「浮島」、「逃げやすいまち大槌町」、「UNIVERCITY」


ラボ発表テーマ (学生の発表タイトルを示す)

都市の物理的/環境的側面 
都市計画
 意図をもった都市 2010
 成長していく都市 2010
 計画された都市・幕張 2008
 都市づくりのありかた 2008
 未完成の都市へ 2007 
都市構造・形態
 境界 2007
 Milieu Museum 2006
 「統一」と「排除」 2006
 都市の同質化とその後 2006
 city2 -建築的都市- 2005
 Liner Public Space 2004
 新たなCITY形成に向けて 2004
空間一般
 建築の内部と秩序 2010
 ―Re-SPACE― 2006
 "居" 2004
 変わりゆく共生空間 2004
設計方法
 自然的な建築設計 2009
 CITY2:アルゴリズミック・シティ 2009
歴史
 日本の都市の過去と未来 2007
地域情勢
 地方都市の再出発 2007
 Berlinの都市再生 2004
 上海 2004
環境問題
 涼しい都市へ 2008
 環境に配慮した未来の都市システム 2007
 SunCity 〜明るい都市の提案 2006
 「人工」と「自然」の位置関係 2006
 都市と公園 -水のあるまち- 2006
 環境を考え、環境に気づく都市 2006
 エコシティの実現 2004
 コンパクトシティ 2009
景観
 美しい都市 -電柱のない街- 2007
 「都市」と「顔」 2006
 オープンな都市へ -電車の乗客から の視点- 2006
 都市=表層/商業空間 2005
 景観づくり都市 2004
外部空間
 Cross-公園をモデルとしたコミュニケーション機会創造空間の提案 2007
 道 景観の均質化を考える 2007
 水辺の都市空間 2007
 人に密着したランドスケープ 2004
地下利用
 地下の活用 2007
施設空間
 百貨店 2010
 商業公共空間のポテンシャル 2007
 駅と公園のコラボレーション 2007
 劇場からまちづくりを 2007
 商業施設による地域の活性化 2009
ミュージアム
 ミュージアムからの都市創造 2010
 都市としてのミュージアム 2010
 ミュージアムとしての鉄道駅 2010
 都市の中のミュージアムからの発想の転換 2010
 ミュージアムの可能性 2007
 ミュージアムとしての都市 2006
 Museumとしての都市について考える 2006
住宅・集合住宅
 集合一戸建て住宅 2007
 Jyukyo-Saikou 2006
アート
 都市公共芸術のリデザイン 2010
 公共空間に相応しいアートとは?-
  彫刻公害から考える- 2007
 都市とアート 2006
都市の機能的/制度的側面
社会政策
 都市のポリティクス 2005
 空間率の応用-法制度から環境デザインへ- 2004
 社会学から見る都市 2004
 流動的な都市 2009
経済金融
 経済の視点から都市をデザインする 2004 
交通
 交通と都市の形成 2008
 都市と交通 2007
 Cycle City -自転車、歩行者に焦点をあてた未来の都市像- 2005
 都市における交通のありかた 2004
 city and transportation  2004
歩行・街路
 駅からはじまるwalking city 2005
 The Revolution In Street −幅の狭い道路を利用したStreetの開発- 2005
 図と地の反転-街路からデザインする  2005
 tokyo road 2005
 CITY2を考える -歩く都市- 2004
インフラ
 橋を使ったコミュニケーション 2005
 new telephone box 2004
 都市をネットワークとして集積  2010
サービス
 サービスの側面からの都市再生 2005
安全防犯
 無犯罪都市デザイン 2008
技術
 The Prediction of the Cities2 with Desalination(脱塩) of Sea water 2007
都市の情報的側面
地図、空間情報科学
 未来都市交通:「カーナビの視点から考える」 2004
コンピューティング
 実空間ベースのコンピューティング 2006
 RFIDタグの利用 -情報外在化による都市経済の活性化- 2004
都市の人間的/生活的側面
家族世代
 All Generation City 2007
ノーマライゼーション
 誰もが住みやすい街づくり 2004
コミュニケーション
 ワンポイント・コミュニケーション 2007
 コミュニケーションのある都市へ 2005
 1対1→n対n  テラン・ヴァーグ 2004
コミュニティ
 都市の中のコミュニティ 2007
 「ご近所づきあい」の復活 2005
仕事、教育
 教育から見た都市 -学校と地域の役割を踏まえて- 2004
イベント
 お祭り要素を都市に 2005
感覚受容
 6感を使う、「生きる」都市づくり Live City 2005
 都市との距離 2004
身体動作
 人と空間が対話する都市 -空間における距離感- 2008
 nakayoCITY  hadaCITY 2005
アイデンティティ
 愛着のわくまちへ 2008
 オリジナリティのある都市へ 2007
 都市のテーマパーク化 2006
 都市とidentity  -居心地の良い街へ- 2005



参考図書
MODELS―建築模型の博物都市. 松本文夫編. 東京大学出版会. 2010
設計する身体をそだてる―考えを伝える図面の技術.  木下庸子・宇佐美潔・松本文夫編.  彰国社.  2013
デザイン言語2.0.  脇田玲・奥出直人編. 慶應義塾大学出版会.  2006
 

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